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ファイトケミカル:レスベラトロールを巡り多彩な研究進む

ベリー類や赤ワインに含まれるポリフェノールとして知られるレスベラトロール(3,5,4'-trihydroxy-trans-stilbene)の多彩な生理活性作用にかかわる研究が、生活習慣病の関連領域や神経系領域など、広範囲にわたる分野で刺激的な展開を見せています。

レスベラトロールは、虚血性心疾患の発症頻度がワイン摂取量に反比例するという「フレンチパラドックス」が1992年に提唱され注目されました。

レスベラトロールがアラキドン酸代謝にかかわり、シクロオキシゲナーゼ(COX)活性および血小板凝集抑制に働くことを、1983〜85年に愛媛大学の木村善行氏らが報告。さらに、マウス皮膚がんモデルでのがん発症抑制効果が97年に報告されました。

またレスベラトロールが細胞特異的にCOX-2発現抑制に働くこと、核内受容体PPARα、PPARγを選択的に活性化することを示し、2003年にレスベラトロール投与脳卒中マウスモデルで脳梗塞が有意に抑制されることを報告しています。脳保護作用はPPARαを介したものであることを明らかにされています。

またレスベラトロールが糖尿病合併症を防ぐ効果がある可能性が示唆されています(Diabetes, Obesity and Metabolism(10: 347-349))。糖尿病患者の血糖値が上昇すると、細胞内でエネルギーをつくり出すミトコンドリアが傷害され、細小血管系および大血管系の合併症を引き起こす。ミトコン ドリアの機能が障害されると電子が漏洩して有害な"フリーラジカル"が発生し、腎症、心疾患、網膜症といった合併症の発症につながる。この"フリーラジカル"をレスベラトロールが消去する機構によって糖尿病の合併症を防ぐと報告されています。

ファイトケミカルが植物ならず人体でも抗酸化作用をもつことが近年報告されるようになりました。今後の研究に期待したいと思います。



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