幻の米 自然栽培米「旭1号」再現!
120年前からの歴史がある全く掛け合わせの無い品種「旭1号」を肥料も農薬も使わない自然栽培で再現しました。
今年で自然栽培7年目となる「旭1号」をご案内いたします。
自然栽培とは
自然栽培(無肥料無農薬栽培)とは人為的に肥料を与えず己の持つ自然の力で養分を集めて育ってもらう栽培方法です。
自然の野山を手本にしているので、化学農薬はもちろん、化学、有機に関わらず養分供給を目的とした肥料を一切使いません。
作物は水分・養分を探すべく根を伸ばします。必要な水分・養分を補充しなければ成長しないのなら、成長するだけの水分・養分を追いかけ伸びていきます。無ければあるところまで探しに行きます。
そこに届かなければ枯れて死んでしまいますから、がんばって探します。
もし、人為的に肥料を与えたら、根は伸びなくなります。水分と養分があるなら水分と養分を探すための根を伸ばす必要が無いからです。
もし、人為的に肥料を与えないなら、養分が欲しいために根が伸びます。
作物自身が求める養分を必要な分だけ自分で探し、根を伸ばし、養分を取り込み、あるがままの姿に育つ。
これが本来の作物の姿です。
そんな作物が育つように手助けする栽培方法が自然栽培なのです。
旭1号について
現在の美味しいと言われるお米をたどると「旭」になります。
「旭1号」はその純系選抜の素晴らしいお米です。 幻の米といわれる旭1号は、昭和初期から30年代まで奨励品種とされ大阪の米相場を左右するほどのお米でした。 栽培が難しいため近年は作られることがなかった幻の米「旭1号」はこのたび自然栽培の米として復活しました。
お米に多く含まれるエネルギー源となるデンプン(澱粉:starch)は、分子式(C6H10O5)n の炭水化物(多糖類)です。デンプンはその構造によってアミロースとアミロペクチンに分けられます。このうちアミロースが多いとパサパサした食感が強くなり、少ないと粘りが強く(アミロペクチンが多い)、消化管に負担がかかります。アミロペクチンがアミロースより枝分かれ構造となっていて分解に強いからです。
幻の自然栽培米「旭1号」は、アミロースの値が高く消化に優しいお米です。しかもタンパク質成分(アミノ質)が多い(20%,他の米は10%程度)ためパサパサ感がなく、理想の食物なのです。
アミロース値 | 品種 |
0 | もち米(胃腸に負担) |
15 | コシヒカリ |
21 | 旭1号(胃腸に優しく、食感よい) |
メモ:アミロースはどうやって消化されるか
ヒトがデンプンを食べるとまず、口で唾液中の消化酵素アミラーゼ(唾液アミラーゼ;プチアリン)により、アミロースとアミロペクチンのα1-4結合が不規則に切断され、デキストリンやマルトース(麦芽糖)に分解されます。デンプンを含む食品を噛み続けると甘味が感じられるようになるのはデキストリンやマルトースという多糖類になるためです。
胃の内容物が十二指腸に送られると、膵臓から分泌されたアミラーゼ(膵アミラーゼ;アミロプシン)によりデンプンはマルトースにまで分解されます。
マルトースはさらに膵液と腸液に含まれるα-グルコシダーゼ(マルターゼ)により最終的にグルコース(ブドウ糖)に分解され、小腸で吸収されます。
未検査米(JAS法に基づく米の表示)について
農産物検査法による検査とは30kgより30gのサンプルを取り出し、水分含有量、色、艶、形を見極め、等級が決定されます。農薬の種類、使用の有無、食味値(アミロース、タンパク質、水分、脂肪の酸化度)などの検査は行われていません。検査米だから安心、未検査米だから危険ということではございません。
このお米の品種「旭1号」は、現在では、天災によって稲が倒れやすく「幻の米」と呼ばれるほど耕作されることのなくなった米の原種ともいえる品種です。この為、現在、熊本県の奨励品種でないという理由から検査をして頂けませんでした。
種を自家採取しているのも検査を受けられない理由です。(おかしな話ですね。)
そのため、未検査米と表示して提供いたします。
未検査米ではありますが絶対の自信を持ってお届け致します。
なにとぞご理解の程、よろしくお願い致します。
生産者について
元田さんが自然栽培を始めるきっかけとなったのは、知人の「本当の無農薬のニンジンが欲しい」という言葉からです。
元田さんは、調べていくうちに本物は無い事に気が付きました。
ならば自分で作ろうじゃないかと、追いかけていってたどり着いたのが自然栽培。
「絶対にいいものをそれを理解できる人に提供したい。
そしていつか絶対に安全なものを全ての人に。」
幻の米 自然栽培 旭1号は元田さんのそんな熱い思いから作られました。
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