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ベリー類高頻度摂取で高齢女性の認知機能低下が1.5〜2.5年抑制

フラボノイドには認知機能改善効果があることから,高齢女性を対象にフラボノイド含有率が高いベリー類(ブルーベリーおよびストロベリー)の長期的摂取と認知機能低下の抑制について関連を調べた結果,いずれのベリーでも低頻度摂取の人に比べて高頻度摂取の人は加齢に伴う認知機能の低下が約1.5〜2.5年抑制されることが論文報告されました(Ann Neurol 2012年4月26日オンライン版)。

ファイとケミカルの フラボノイドの1種であるアントシアニジンは,脳内で血液脳関門を通過して学習や記憶にかかわる海馬などの酸化を防ぐことがこれまでの研究で報告されていますが、今回の研究で高齢女性ですが認知症低下の歯止めに効果があるということです。とくに、ブルーベリーおよびストロベリーを食べる場合は、無肥料・無農薬で全体を安心して食べたいものです。

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→今回、とりわけ多くのアントシアニジンが含まれるブルーベリーとストロベリーの長期的摂取と高齢者の認知機能低下との関連について検討を行った。

1976年に始まった女性看護師対象のNurses’ Health Studyの登録者12万1,700人のうち,4年ごとの食物摂取頻度調査(FFQ)データが回収できた1万6,010人(平均年齢74歳)を解析対象とした。

FFQデータを基に,各ベリーの1カ月および1週間の平均摂取量,アントシアニジンについては1日当たりの平均摂取量を算出した。一方,認知機能については,1995〜2001年に2年ごとに2回行った6つの認知機能検査の結果から複合的に評価し,1年当たりの認知機能低下の総合スコアを算出した。

混合線形回帰モデルにより,年齢,アルコール摂取,身体活動,総カロリー摂取などで補正し,各ベリーの摂取頻度およびアントシアニジンの摂取量と追跡4年間における認知機能低下スコアの平均変化との関係を検討した。

その結果,ブルーベリーの摂取頻度が1カ月当たり1 serving(2分の1カップ)未満の人に比べて,1週当たり1 serving以上の人では認知機能低下の総合スコアの平均変化は0.04(95%CI 0.01〜0.07)少ないことが分かった(傾向性のP=0.014)。言語記憶でも同様の結果が示された(傾向性のP=0.022)。

ストロベリーの摂取頻度でも,1週当たり1 serving未満の人に比べて,1週当たり2 serving以上の人は同スコアの平均変化は0.03(95%CI 0.00〜0.06)少ないことが分かった(傾向性のP=0.022)。言語記憶でも同様であった(傾向性のP=0.015)。

Devore氏らは,認知機能低下の総合スコアは1年当たり平均0.02低下するとして,上記の結果は約1.5〜2.5年の認知機能低下の抑制に相当すると推計した。

さらに,アントシアニジンの摂取量と認知機能低下の抑制との関連についても検討した。1日当たりの平均アントシアニジン摂取量別に五分位(145.4,220.5,297.7,297.7,412.0,684.1mg)に分類したところ,最低五分位群に比べて,最高五分位群では認知機能低下の総合スコアの平均変化は0.03(95%CI 0.00〜0.07)少ないことが分かった(傾向性のP=0.053)。言語記憶でも同様の結果が認められた(傾向性のP=0.040)。



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