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肉の多量摂取で大腸がんリスク上昇−国立がん研究センター
国立がん研究センターは岩手、秋田、茨城、新潟、長野、大阪、高知、長崎、沖縄の9府県の10保健所地域に住む男女約8万人(45−74歳)について、1995−98年から2006年まで追跡調査した結果、肉類を多く食べると、大腸がんのリスクが高まるという研究結果をまとめました。
肉類の摂取量によって5つのグループに分け、大腸がん(結腸、直腸)との関連を調べました。追跡期間中に、大腸がんを発症したのは1145人(結腸がん788人、直腸がん357人)でした。
結果によると、男性では、肉類全体の摂取量が最も多いグループ(1日当たり139グラム前後)で、結腸がんのリスクが高くなり、最も少ないグループ(同23グラム前後)の1.44倍に上昇しました。女性でも、赤肉(牛・豚)の摂取量が最も多いグループ(同104グラム前後)の結腸がんリスクは、最も少ないグループ(同15グラム前後)の1.48倍と高い結果でした。
一方で、ハムやソーセージなどの加工肉については、日本人が一般的に食べるレベルでは男女とも大腸がんのリスク上昇が見られないという結果でした。しかし、今後私たちの生活レベルが下がるにつれて安い加工肉を食べる機会は増加してくるため、今後とも追跡調査が必要ですね。
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