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食塩制限が心疾患リスクを高める可能性が新しい研究で浮上

数十年にわたり、医療専門家らはナトリウム摂取量を減らすことによって心疾患および脳卒中のリスクを軽減できると訴えてきました。米国の新しい食事ガイドラインでは、1日のナトリウム摂取量は2歳以上で2,300mg未満とされ、51歳以上の人、黒人および高血圧、糖尿病、慢性腎疾患リスクのある人は1,500mgに制限する必要があるとされています。また、米国心臓協会(AHA)はすべての米国人に1日1,500mgを推奨しています。

日本の病院でも心臓疾患や高血圧の患者さんには減塩食を提供しています。

しかし、食塩の摂取を控えることにより血圧が降下する一方、コレステロールやトリグリセリド(中性脂肪)、その他の心疾患のリスクファクター(危険因子)が増大することが新しい研究により示されました(American Journal of Hypertension オンライン版2011年11月9日)。

米国人の1日のナトリウム摂取量は平均3,400mgと推定され、基準を大幅に超えています。しかし、最近のヨーロッパの研究では、健常者ではナトリウム排泄量が低いと心臓関連死のリスクが高く、ナトリウム排泄量の高さと血圧および心疾患合併症のリスクの高さには関連がみられないことが示されています。

今回の研究では、高ナトリウム食と低ナトリウム食を比較した167件の研究データをレビューしたものです。食塩摂取量が少ないと、正常血圧または高血圧の白人、黒人およびアジア人に血圧降下が認められましたが、それに伴いコレステロール、トリグリセリド、酵素レニン(血圧コントロールに関与)、ノルアドレナリンおよびアドレナリン(血圧および心拍数に影響)値の有意な増加がみられたといいます。

これらの変動が長期的に心臓発作や脳卒中の増大をもたらすかどうかは、現時点では不明です。しかし、私たちの体の生理反応が複雑系であることを考えると、ひとつの因子に注目して操作することの危うさを示唆する研究だと思います。長期的には生活習慣や食べ物全体を変える(自然栽培もの)ことが理にかなっています。



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